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知育玩具について
ゲームやプログラミングおもちゃが普及する昨今でも、根強い人気を誇る「知育玩具」についてご紹介します。当店では知育に最適な木のおもちゃを多数取り揃えておりますので、ぜひご覧ください。
知育玩具とは
『知育玩具』とは、遊びながら知能や知力の発達を助けるためのおもちゃです。何かを見たり聞いたり、触れるなど五感を使用した刺激が、脳を育てて鍛える「育脳」につながるといわれています。
なぜ知育玩具を使って遊ぶことが育脳につながるの?
手や指の神経は大脳とつながっています。
脳の中で、体を動かす命令を出す「運動野」では1/3が、感覚を感じ取る「感覚野」では1/4が手や指と密接につながっているといわれています。
つまり幼いころから指先や手を使って遊ぶことによって、脳をどんどん刺激し「育脳」をより効果的に行うことができるのです。
【脳に刺激を与える動き】
・手のひらでにぎる
・指先でつかむ・ひねる
・ひっぱる
・つまむ
など様々な動作があります。
このように手のひらから指先まで使って遊ぶことで、脳を刺激し発達を促すことができるのです。
知育玩具と月齢
知育玩具にはさまざまな種類のものがありますが、月齢に合うものやその子供の興味に合うおもちゃを用意してあげることをオススメしています。
0歳の知育
0歳の赤ちゃんはまだ指先を器用に使うことができません。まずはラトルを握ったり口に入れたり、色々な形の積木を触ったり握ったり…といった遊びがオススメです。まずはこの時期は五感のトレーニング期となります。
- 視覚の発達
- 様々な形のラトルやカラフルな積み木を見ることで視覚を使い脳の発達を促します。大人がラトルをもって目の前で動かすだけでも追視のトレーニングになります。
- 聴覚の発達
- ラトルを振ったり転がしたりする音を聞くことで耳に刺激を与えます。異なる音のラトルを用意してあげるのもいいでしょう。
- 嗅覚の発達
- 自然の香りは赤ちゃんによい刺激を与えます。特に、木製のおもちゃは嗅覚が敏感な赤ちゃんの成長にとても効果的です。木の種類が異なれば匂いも変わります。色々な木を使った木製玩具がオススメです。
- 味覚の発達
- 口に入れたりなめたりすることで味覚のトレーニングになります。赤ちゃんはなんでも口にいれようとするので、安全な素材で作られたものを与えてあげましょう。
- 触覚の発達
- にぎったり触ったりすることで触覚を刺激します。形が違うラトルや積み木をにぎったり触ったりしながら、形や大きさの違いを理解しようとします。
まずはこの時期に色々な形や大きさのものに触れ合わせてあげることが大切です。
0歳にオススメの知育玩具
1歳の知育
この頃から歩いて、活発に動き回ります。言葉を発して親の真似やごっこ遊びなどもできるようになります。少し指先が使えるようになってきたら、「つかむ」「ひっぱる」といった動作が必要なおもちゃで遊べるようになります。
大人が一緒に遊ぶ時に「トントン」や「ブーブー」など、真似しやすい擬音語を発することで言葉に対して興味が湧きます。会話の土台造りに積極的に「お話」をしてあげましょう。
- 目と手の協応性
- 目で見たものを手でつかんだり引っ張ったりすることは、自分の意志でおもちゃを動かし、どのような動きをするのかを体感するようになります。この時期に目と手の協応、つまり目で見たものに合わせて手を動かすトレーニングをするようになります。どの方向に動かしたいのか、何をすれば自分の思い通りに物を動かせるのかを何度も体感することで自我の育成にもつながります。
- 集中力
- 乳幼児期は心身ともに発達段階で集中力が長く続きません。そもそも『集中力』は生まれつき備わっているものではなく、普段の生活の中でトレーニングすることで鍛えることができると言われています。乳児期に物事に集中するきっかけを作ることが大切です。幼児期の集中力トレーニングとして、手や歌をつかった手遊びがオススメです。
「つまむ」「ひっぱる」動作をすることで、指先や脳の発達を促します。この動作を鍛えることで、「文字を上手に書く」「物をみながら数を数える」「投げられたボールをキャッチしたり、よけたりする動作につながっていきます。
「にぎる」という動作は早い段階からできるようになりますが、「離す」動作はすぐには身に付きません。しかも「自分の意志で離す」ことは意外と難しいのです。
2歳の知育
言葉・運動能力の発達がめざましく、自我に行動が伴うようになります。想像力や自分で物事を考える力も、飛躍的に伸びていきます。また言葉を覚え始めるため、頭を使う知育玩具が本格的に活躍する時期となります。一歳に比べて出来ることが飛躍的に増えてきます。
平面だけでなく立体の認識もできるようになってきます。また指先の動きを組み合わせて遊ぶことができるようになってきます。言葉も理解しどんどん使うようになります。いろいろなことを体験させてあげましょう。
- 空間認識能力の発達
- 『空間認識』は、空間上で物体の形状・方向・大きさなどの間隔や状態などの位置関係を正確に認識する能力を表します。例えば、「野球でヒットを打ちたい」とき、この辺を振るという感覚が必要です。「ゴールにシュートを決めたい」とき、自分とゴールとの距離感が大切です。「歩いたり、車を運転する」とき、人や車との距離感・状態の判断がとても大切です。空間認識能力が低いと「このまま進むとぶつかる」と危険を察知する能力(危機管理)も低くなります。空間認識能力は乳幼児期に特に発達すると言われているので、この時期に『遊び』を通して楽しく育みましょう。
- 自立心
- 自立心は2歳頃から態度や行動で表れ始めると言われています。親にとっては「イヤイヤ期」と呼ばれる大変な時期ですが、自立心の元になる自我が育ってきているとても大切な時期でもあります。自立心が育たないと、自分の意思で決断・行動できなかったり、他人の意見に流されやすくなる可能性があります。成功体験を積む事で『自立心』が育つので、「積み木」や「ままごとおもちゃ」などの木のおもちゃを使った遊びはオススメです。
この時期にオススメなのは、ままごと遊び。
特におもちゃの包丁で切ってみることができるおもちゃは自立心向上にはもってこいです。また、形・大きさの違うごっこ積み木を使うことも空間認識能力を鍛えます。積み木を積み上げて成功体験を重ねることで、スクスクと『自立心』を育みます。
木のおもちゃは使いませんが、「おにごっこ」や「お絵かき」も空間認識能力を養うのに効果的です♪
3歳の知育
3歳になると色や形がしっかりと認識できるようになり、思考力も育ちます。また周囲や物事に対して関心が高まり、好奇心旺盛な時期でもあります。また行動が増えるため、器用さや集中力もついてくる時期です。
自分が見聞きして真似したいと思ったことを、形にしようとチャレンジします。自分が思ったことを表現できる「ごっこ遊び」はこの時期、特にオススメです。
- 思考力の発達
- 子どもたちが身につけるべき能力として「覚える力」よりも「考える力(思考力)」に注目が集まっています。2020年以降に改定された文部科学省の新指導要項には「思考力・判断力・表現力等」と「主体性」について明記しています。グローバル化する世の中で、広く活躍する人材になるには思考力や主体性がとても大切だとされています。思考力を育てるには、読み聞かせやごっこ遊び、積み木遊びが効果的です。
- 想像力の発達
- 何かを想像する事は正しい行動に繋がります。知識や経験を元に、現実で起こり得る可能性がある物事をイメージする力でもあります。さらに想像力を鍛えると、「創造力」が育まれると言われています。創造力とは「独自の方法で新しいものを作り出す能力」のことです。自由な発想につながります。想像力を育てるには「ままごと」「ごっこ遊び」がオススメです。
- 好奇心の向上
- 3歳になると好奇心旺盛になり、言葉もどんどん覚えて「なんで?」「どうして?」と質問が増えてきます。好奇心旺盛なこの頃から膨大な知識を蓄えていきます。好奇心は人間が新しい環境に順応したり、新たな人間関係を構築したり、新しい知識を学ぶのに必要不可欠なものなので、語りかけや遊びを通してグングン向上心を伸ばしてあげましょう。
とにかく好奇心旺盛な3歳児。
言葉や膨大な量の知識を得ようとがんばります。急激に出来ることが増えますが、まだまだ上手くいかない事も多くストレスになってしまう事も。。。ごっこ遊びやおままごと、親子で楽器を演奏したりして一緒に遊んであげることが必要です。
4歳の知育
幼稚園や保育園でお友だちとの集団遊びが出来るようになり、思いやりやコミュニケーション、社会性が育まれていきます。また思考力も伸び、手先がとても器用になってくるので、考えて遊ぶおもちゃでもしっかり理解しながら遊べます。
またこの頃になると「文字」にとても興味を持ちます。
無理やり覚えさせよう、勉強させようとするとするよりも、遊んでいるうちにいつの間にか覚えることができた!となるほうが楽しく早く、自然と覚えることができます。子供は興味を持つとものすごく早いスピードでどんどん覚えていきます。
- 学習意欲の向上
- 数字や文字に興味をもつ事から『学習意欲』が高まる時期です。
知的好奇心が旺盛な子どもは、学習意欲も高くなると言われています。「なんで?」「どうして?」という気持ちが高まり、「知る」ということに喜びを覚えるようになるからです。絵本をつかった読み聞かせや積み木遊びは、学習意欲の向上が狙えます。 - 社会性の発達
- 社会性は、子どものうちから身につけておくことが大切です。0歳~1歳はまだ社会性を身に付けられませんが、親子の信頼関係を築く事で、社会性を身につける土台となります。2歳~3歳頃になると公園などで同年代の子と触れ合う機会も増え、少しずつ社会性が育まれていきます。4歳頃から幼稚園に通いはじめ社会性を育む機会が増えますが、お家でできる遊びとして「ごっこ遊び」が効果的です。
幼稚園や保育園で色々な子と遊ぶ事で、社会性・協調性が育ちます。
親の関わりも社会性・協調性の発達、学習意欲の向上に大きく関わるので、積極的に親子のコミュニケーションを取ってください!