コラム
木製玩具と木育について
人形やぬいぐるみ、積み木や知育玩具などのおもちゃで、遊ぶことが多かった幼い頃の記憶。
大人になっても覚えているという方は多いのではないでしょうか。
遊びの中から多くのことを学んでいる子供は、その時にどのようなおもちゃで遊んでいたかによって、
得られる知識が異なってきます。
知育玩具や木製玩具で遊ぶことによって、様々なことを頭の中で考えるはずです。
特に積み木は発想力や創造性を育てることができる代表的な木製玩具と言えるでしょう。
こちらでは木製玩具と木育について考えてみます。
木育とは
北海道で発足された木育推進プロジェクトチームで生まれた教育活動で、
「すべての人が木や森との関わりを通して豊かな心を育む」という理念を持っています。
その思いは広がりを見せ、林野庁が豊かな森林資源を守ろうという方針「木づかい運動」の中に木育が新たに加えられました。
北海道で生まれたこの教育活動は、遠く離れた沖縄でも「森のおもちゃ美術館」が誕生するまでに発展し、全国的に取り組まれるようになっています。
なぜ木製玩具は人気でファンが多いのか
木製玩具は赤ちゃんが舐めても安全な製品が多く、破損も少ないので、割れた破片で怪我をする可能性も少ないと言えます。あまりピンとこないかもしれませんが、「木」は非常に丈夫でおもちゃにはもってこいの天然資源なのです。
また木製ならではのほど良い重さは指を使うことに慣れていない赤ちゃんには掴みやすく、手先の運動としても最適なおもちゃです。
知育玩具としての役割
木製のおもちゃは「想像力」「創造力」の両方を養いながら遊ぶことのできる、知育要素を多く含んだおもちゃと言われています。
まず、シンプルなため小さな子供でもすぐに使い方を理解し直感的に遊ぶことができます。何度か遊んでいるうちに、子供の豊かな創造力により、そのおもちゃが色々なものに変化していくはずです。
安らぎを感じるデザイン
木製の玩具は木のぬくもりを感じる優しい手触りが特徴的です。
なめらかな曲線で、安らぎを感じさせるデザインの商品が多く、穏やかな気持ちになることができます。積み木などもまるでインテリアの一部かのような雰囲気を感じることができます。
木製玩具には様々な利点がありとても魅力的です。
木育と木製玩具が必ずしも直結する訳ではありません。
しかし、一番身近な「木育」として深い関わりを持っていることは確かです。
五感を使い直感的に遊ぶことができる木製玩具が改めて人気を集めています。