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仕上げ剤について
木は何も仕上げをしない状態では水分を吸収してしまうため、
カビや雑菌が発生しやすくなってしまったり傷が付きやすくなってしまいます。
水のかかる環境や赤ちゃんが使うものは、仕上げ剤で保護することが好ましいのです。
当店で取り扱いしている木の製品には下記の安全な仕上げ剤が使われています。
|浸透性ウレタン|
■当店で使用している浸透性ウレタンは、木にすり込むように塗り、木の内部から保護します。通常のウレタン塗料は表面に保護膜を作るため「木」本来の質感が失われますが、浸透性ウレタンは「木」本来の質感を失わず高い保護能力を誇ります。
当店の木製品に使われている浸透性ウレタンは、食品衛生法の基準をクリアしたもので、最もホルムアルデヒドの含有量の少ないJIS・JAS規格の定める検査安全基準で一番安全基準度の高い階級、F☆☆☆☆(フォースター)のものが使用されています。
学校給食用の食器にも使われています。
|自然オイル|
■当店で使用しているオイルは防虫剤・防腐剤を一切含んでおらず、安全基準の厳しい欧州の玩具安全基準(Euro Norm EN71)にも適合しています。
オイル塗装は木の表面に塗膜を作らず、木に染み込ませて素材を保護するため、「木」本来のぬくもりや肌触りを保ったまま、耐久性や表面強度を強化することができます。
保護能力はウレタン塗装ほどではありませんが、より安全な塗料として子供用家具や子供用食器に使われる事が多い仕上げ剤です。不自然な艶がなく「木」の持つ魅力を最大限に引き出す仕上げ剤として木工職人に多く使われています。
|亜麻仁油|
■成熟したアマ(寒い地方で青や白の可憐な花を咲かせる1年草)の種から取れる植物油。古くから食用として利用されてきました。
ハウスダストやシックハウスが問題となってきた近年では住宅の床材、家具などにも利用されるようになりました。またアトピーや花粉症など、多くの病気に効能があるとされ注目を浴びています。病気に効果があるのかは定かではありませんが、古より食用として用いられてきた油なので少なくとも害があるものではありません。
オーガニックへの意識が高まる中、乳幼児が使うおもちゃや家具への導入が増えてきました。
|くるみ油|
■くるみの実から採れる100%天然素材の仕上げ剤です。
くるみ油は(拭き取った後)空気に触れると固まる性質を持っているので、木材に浸透すると高い保護強化・高い撥水効果を発揮します。
表面をコーティングするウレタン系仕上げ剤とは異なり、表面に保護膜を張らないので木の呼吸を妨げず、木本来の魅力をそのままに保護出来ます。
古来から食用として利用されているように、口に入れても安全な塗料として赤ちゃん用木製玩具に適しています。乾き始めはサラダ油のような匂いがしますが、次第に消えます。
|蜜蝋ワックス|
■ミツバチの巣を構成する蜜蝋(ミツロウ)を主成分とし亜麻仁オイルなどの植物性オイルを加えた100%天然素材のワックスです。
蜜蝋ワックスは古くから人々に利用されており、主には化粧品や口紅の主成分としても使われてきました。木材に利用すると自然な艶と高い保護能力を誇ります。
また近年では安全への意識が高まるにつれ子供の木のおもちゃや子供椅子など子供向け製品への使用が増えてきました。