プラスチック資源分別回収開始!|2024.03.04

私たちが暮らす岡山市では、今日から ⌜プラスチック資源分別回収⌟ がスタートしました。「焼却や埋め立てごみとしてではなく、資源になるなら」と、2月中旬頃から意識してプラごみを分別してきて気づいたのですが、プラごみって結構ありますね。。可燃ごみの量がめちゃくちゃ減りました。

数年前、プラスチックストローがウミガメの顔に刺さっているショックな映像を思い出しました。このショックな出来事も海洋汚染問題の氷山の一角かと思います。

プラスチックごみの行方は?
気になったので少し調べました。

資源ごみとして回収したものは、リサイクルして何かの製品になるんだろうなぁ、とざっくり考えていました。リサイクルといっても3つの方法があるようで、下記のように分けられています。

〇マテリアルリサイクル
集めたプラごみに加工を施して、再びプラスチックとして利用するリサイクル方法。倉庫にあるパレットや車止め、ベンチやフェンス、遊具まで幅広く使われています。

〇ケミカルリサイクル
プラごみに化学的な処理を施して、原料に戻してからリサイクルする方法です。プラスチックを再び石油のように油化したり、ガス化して化学原料としたり、燃料油やコークス炉の化学燃料として再利用しています。

〇サーマルリサイクル(エネルギー回収)
プラごみと古紙類などを混ぜてRPFという高カロリーの固形燃料を作るリサイクル方法です。製紙工場などで石炭の代わりになる燃料として利用されています。

3種の割合はマテリアルリサイクル 22%、ケミカルリサイクル 3%、サーマルリサイクル 60%となっています。

全体の60%を占めるサーマルリサイクルは燃やして熱利用するリサイクル方法なので、大量のCO2を排出してしまっています。なんともやるせない気持ちになりましたが、これが日本の現状です。

ただ、これまで可燃ごみとして捨てられていたプラごみが資源ごみとして回収されれば、マテリアルリサイクルにまわる量は大幅に増えると思います。

「木のおもちゃ屋としてどれくらいプラごみが出るかな」と考えると、納品書を入れる袋や梱包に使う緩衝材など、結構あるんですよね。一番いいのは脱プレスチックなので、当店も今後考えていかないと。。

まだまだプラごみに関して書きたい事は一杯ありますが、ブログなのでこの辺りで。またちょこちょこ書かせてもらいます。長文にお付き合いありがとうございました。

2024年3月4日